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仕事のやる気スイッチは何処

  • 山口 祐臣
  • 2020年3月13日
  • 読了時間: 2分

ご無沙汰しております。

感染症が猛威を振るう中ですが、皆様お変わりないでしょうか。

そのような社会情勢の中、感染拡大に伴い利用者が激減した航空会社のスタッフが行なった行動が絶賛されています。 https://president.jp/articles/-/33628 プレジデントオンライン「ガラガラの飛行機を「乗ってくれてありがとう」と見送った地上職員の本音 なぜそこまでの心配りができるのか」  こうした困難な時期に搭乗してくださることへの感謝を表したい。しかし、普段はお客様と直接に接する部門ではないこの方が考えたのが、メッセージボードを掲げることでした。  普段は、お客様との接点が少ない部門や業務に携わる人にとって、お客様への感謝の気持ちを持つことはなかなか出来ることではありません。その行動の源泉は会社への愛社精神でした。 通常は、所属部門が本体と切り離され子会社となるところ、この会社は同じ組織の中にあります。だからこそ他人事ではなく「自分たちの会社」という一体感を感じることが出来、お客様に感謝を示したい、ひいては苦境に立たされる会社を何とかしたいという強い想いを持ち、行動に結び付いたのではないでしょうか。  人は利得だけでは、仕事への意欲を維持することは出来ません。組織や社会に貢献し、自らの存在意義を確認することが喜びとなり内発的な意欲が現れます。報酬という外発的な意欲では報酬が下がったり、いつまでも変わらないと場合によっては報酬が無かった時よりも意欲は低下してしまいます。 これはアンダーマイニング効果と呼ばれているものです。  収益性の低い部門や、収益の出ない間接部門を子会社化したり、アウトソーシングすることで固定費の削減や法人税対策などによる収益性を高める手法が当たり前となった日本企業。しかし、その結果組織の一体感や異なる部門との連携が失われていった企業をいくつか見てきました。そればかりか子会社と親会社の社員同士の反目や対立すら生むケースもありました。こうなるともはや得られるはずのメリットよりも失うものの方が大きくなってきます。  「お客様のために」という言葉はどの企業でも、企業理念なり目標なり何かしら登場します。しかし「従業員のために」という言葉が登場する企業はあまりありません。お客様を幸せにしているかどうかひいては「いい企業」であるか判断に迷ったら。まずはその企業を支える舞台裏の従業員の顔を見ることが一番です。 あなたの会社のスタッフは心から会社のことを「好き」でしょうか。

 
 
 

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