名伯楽の残したもの
- 山口 祐臣
- 2020年2月13日
- 読了時間: 3分
元プロ野球監督の野村克也さんがお亡くなりになりました。 もちろん私はプロ野球選手ではありませんが、野村監督からは沢山の学びを得ることが出来ました。また、野村監督の言葉を後輩の指導に引用したことは数え切れないほどあります。 数々の名言の中でも、私が最も影響を受けた言葉。 心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる 仕事をしていく中で、大抵一度は壁にぶち当たることになります。その時に職場や会社、商品やサービス、上司や同僚やお客様など周囲の環境や人に原因を求めてしまうことがよくあります。 実際に、原因や問題が周囲にある場合もありますが、そうでは無い場合も他責の考えから抜け出せないことも。 私もかつて、よくそうした言動を繰り返していました。しかし、野村監督が引用したこの言葉を知ることで、大きな気づきを得ることが出来ました。 「他人や環境を変えることは難しいけれど、自分を変えることは出来るはず」と。 感情的にならず、気分の波を作らない様にし。特に他者に向けた言葉は出来るだけポジティブなものにする様に心がけたところ、周りの方々の印象が少しずつ変わっていきました。さらに、小さくとも日々の積み重ねにより自らを鍛え高めていくことの大切さにも気づくことが出来ました。 また、私が現在の仕事を選ぶにあたり背中を押してくださった言葉もあります。 「財を残して三流、事業を残して二流、人を残して一流」 『【悲報】「ロボットでもいいと思う職業ランキング」の結果が無慈悲すぎる件 / 3位銀行員、2位販売員、1位はなんと…』ロケットニュース24 https://rocketnews24.com/2020/02/13/1332862/ インターネット販売やオークションサイトの活況や、そもそも対人サービスを好まない人の増加により、上記記事に限らず接客や販売員が不要という意見を多く目にします。 しかし、実際に品に触れ、手触りや着心地などを感じることや、顧客が知らなかった新たな発見や驚きを提供出来ることは、現物がそこにあり、コミュニケーションを深め顧客を知ることでしかなし得ないものです。 人同士の関係性が希薄になりつつある現代だからこそ、人が行うサービスの素晴らしさ、人と人が直接行うコミュニケーションの楽しさを次の世代を担う後進に伝えていきたい。そうした思いに至ることが出来たことは、野村監督の言葉が大きな後押しとなりました。 野村監督の言葉を通じて私が得ることが出来た学びの経験は、これからも沢山の方々に監督の著書や口伝えなどにより広がっていくことでしょう。 プロ野球というカテゴリーに留まらず、多くの人々に影響を与えてくださった素晴らしい指導者、野村監督のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


























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