足元を見直す時期
- 山口 祐臣
- 2019年10月28日
- 読了時間: 2分
私ごとですが、数ヶ月前に左足の爪に怪我をしました。痛みがひどく、それをかばって歩いているうち、今度は足の裏と膝を痛めました。革靴にラバーソールを用いた、歩きやすい靴を履いていたのですが何せ約10年ほど愛用した靴。仕事や通学など日に2万歩近くを歩くには足への負担が大きかったようです。
最近はスニーカーで通勤するスーツ姿の男性をよく見かけます。私もスニーカー導入を検討してみましたが、営業やあいさつ回りに行くことを考えると少々カジュアルすぎるかと思い、悩んでおりました。 ホームページを見たり、お店を何軒も見て回り。散々悩んだ結果、以前にも履いていたメーカーの革靴にスニーカーの底を合わせた物が、さらに進化して履きやすそうでしたので、思い切って購入してみました。 購入してから数日、外回りや通学時に履いてみました。アッパー(靴の上部)の革が薄く、私としては少々心もとなく感じられますが、履き心地は革靴特有の重さを感じず、特に踏み込んだ時の衝撃の無さと柔らかさは抜群で非常に快適です。長時間履き続けても疲労が少ないことも印象的です。 現状、こうした靴をビジネスシューズと認めない企業が多いと思います。また、自社がこのスタイルを認めても訪問先が非礼と捉える可能性も高いでしょう。しかし東日本大震災を経験し、近年は酷暑や異常に発達した大型台風などの自然災害に遭遇することが増えた日本。いざという時に、がれきや飛散物を避け、津波や水害から走って避難することを想定すると、常に革底のドレスシューズを履くのではなく、営業や出張など移動距離が長い日には動きやすい靴、大切な会議や面会がある日にはドレスシューズといった使い分けをしていっても良いのかもしれません。 伝統的ビジネスマナーも時代や環境の変化とともに社会全体で、改めて検討する必要がある、まさに「足元を見直す時期」に来ているのかもしれません。



























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