知行合一
- 山口 祐臣
- 2018年1月22日
- 読了時間: 3分
先日、札幌モーターショーを観に行きました。 2年に1回の自動車のお祭りで、北海道では なかなか見ることの出来ない自動車も多く展示 されることから、沢山のお客さんが楽しみに しています。 今回、車椅子の家族と一緒に初めて行きました。 以前は身障者用駐車場がありませんでしたので 少々不安がありましたが、今回は身障者用駐車場 が設けられ、係の若者達が親切に車椅子も用意し て下さり、スムーズに入場出来ました。 場内は非常に混雑していて、通るのも大変なの ですが、大抵の方は非常に優しく配慮くださり 自ら避けてくださります。 展示も比較的スムーズに見ることが出来ましたが しかし、コンセプトカーなどの目玉の展示は人気 のため、人垣が出来ていて遠目からでも車椅子の 低い目線ではなかなか見ることが出来ません。 いくつかのブースを回った後に、寄ったのが ダイハツさんのブース。 やはり中心にあるコンセプトカーの展示には沢山 の人が並んでいて見ることが出来ません。 脇を通って出ようとしたところ、男性のスタッフ の方が「こちらへどうぞ」と声をかけてくれまし た。 何があるのだろうとついて行くと、パーテーション で仕切られたスペースにベルトを外して招き入れて くださいました。 伺うと、目線の低いお子さんや車椅子の方でも観や すく楽しんでもらえるように、用意しているそうで す。お礼を申し上げると笑顔でお見送り下さりまし た。 素晴らしいと感じるのが、何も言わずとも声をかけ ご案内くださったこと。こちらから申し出るのは 遠慮もあり、少し勇気がいるのですが、積極的にお 声をかけていただけることにより、遠慮なくお邪魔 することが出来ました。 「ダイハツグループは、世界中の一人ひとりが 自分らしく、軽やかに輝くモビリティライフを広げます。」 「Light、それは光。 今まで光が当たってこなかった細部を照らすこと。 他の誰でもないあなたに「これは自分のためにある」と 言ってもらえる、きめ細やかな商品・サービスの追求。」
世界のお客様の笑顔と感動が私たちの喜びです
お互いの個性尊重と公平が私たちの絆です
地球と社会との共生が私たちの責務です
上記はいずれも、ダイハツのスローガン・ビジョンから 抜粋しました。ブースの運営方針やスタッフの方の行動 は、まさしくこのビジョンを体現したものと言えます。 各企業ともCSR(企業の社会的責任)やブランドの メッセージの中で、「人々の生活を豊かに」や「お 客様第一主義」を掲げていますが、本当にそれを
実感できる機会は少ないように感じます。 王陽明という中国、明の時代に学者がいました。 彼は知行合一という生き方を説きました。 知っているだけでは駄目で、行動が伴って初めて 本当の知であると主張しました。 あなたの会社の企業理念やブランドメッセージは ご存知ですか?そして、それを日々の仕事で実行 しているでしょうか?































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