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2017 WAF 1

  • 山口 祐臣
  • 2017年11月13日
  • 読了時間: 3分

先週、東京に行って来ました。 最も大きな目的が日本橋で行われた経済フォーラム 「2017 ワールド・アライアンス・フォーラム」に 主催の方からお招きをいただき、少しでも勉強を させていただきたく、お言葉に甘えました。 開会冒頭、来賓の方のご紹介とご挨拶があり。 日本医師会、横倉会長より世界的に見ても、日本の 皆保険制度と、優れた医療システムによりあらゆる 人々へ医療が行き届いている。これを世界に向けて 発信していかなければならないというお話でした。 次に登壇されたのは、二之湯参議院議員。 園遊会のために参加出来ない、岸田前外務大臣からの 代読ということでした。 世界的に見て、経済格差が拡大の一途を辿り、イギリ スのEU離脱に代表される、多くの人々が現状を変える 意思を示している。目先の利益に左右されるのではなく 持続可能性ある社会を提示することが求められる というお話。 次に登壇されたのは、下村元文科大臣。 世界情勢が大きく変化し、少子化が進む現在の日本は 企業経営のあり方を大きく見直す時期に来ている。 思想的、経済的にもダイバーシティ(多様性)を重視 し、共生をテーマとした社会を構築することを目指す 必要があるというお話。 次に登壇されたのは、西田参議院議員。 日本の良さである、「困っている人を助ける」という 社会を再確認しなければならない。 「瑞穂の国の資本主義」という、日本らしい企業や 経済のあり方を模索するべきだというお話。 最後に、主催の原内閣府参与。 「公益」とは、経済的および、精神的豊かさである。 企業は、持続的な発展を目指すためにも、従業員と経 営者は敵対関係ではなく、協力すべきである。 「社中」という、顧客、従業員、取引先など関係する すべての人々に、株主や資本家より先に利益を分配す るべきである。そのためにも、リスクをとりチャレンジ する起業家精神を持つべきである。 政府は、そのための制度設計を行うべきである。 民主主義が機能不全を起こし始めており、その原因は 格差の拡大にある。健康な中産階級を生み出すことが 民主的で持続的な世界をつくる。 1960年代には、国家のGDPは企業の売上高よりも 大きかったが、現在では一企業の売上高が国家のGDP を上回っている。もはや、「自由経済」の名の下、企 業に任せておける状況ではない。 かつて、豊かな中産階級層を誇り、格差が極めて小さ い社会を作り上げた日本が、格差是正の大きなうねり を世界に向けて起こすべき、というお話でした。 冒頭の挨拶だけで、この密度。 とにかく圧倒されるばかりです。

 
 
 

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