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罰から生まれるもの

  • 山口 祐臣
  • 2017年8月9日
  • 読了時間: 2分

新入社員研修は、誰しも不安と緊張、そして希望を胸に 受けるものです。 私も転職を経験しましたので新入社員研修を、複数回 経験しました。 仕事の基盤となる知識をしっかりと学び。 厳しい研修を乗り越えた同期との絆が生まれ。 10数年を経た今も、その時の学びは社会を生きる私の 基礎となり、今もしっかりと支えてくれるものであり、 連絡を取り合う大切な仲間をも作ることが出来る貴重な 時間となりました。 それが新入社員研修の目指すべき姿なのですが、残念な ことに、そうした姿から大きくかけ離れた研修を行う 企業が存在しているようです。 研修中、同期全員の前で自らの障碍や過去のいじめ体験 を吐露させられ、その後は叱咤や罵声を浴びせられる ことが続いたそうです。 「意識行動改革研修」と実施した企業は呼んでいるよう ですが、これでは意識も行動も改革されません。 怒鳴り散らしたり、過去のトラウマを開示させられる事 は、「恐怖の条件付け」を利用し、恐怖や心理的苦痛から 逃れ、集団生活を送る中で上位者に従う事で生き残ろうと する生き物の本能の表れに過ぎません。 つまり、意識が改革されたのではなく、無意識に痛みから 逃れようとして反射的にすくむようなものです。 これでは失敗を恐れ、上位者から何も指示がない限り自発 的に動けず、事実を隠す、命令待ちの顔色伺い社員を増や

すのみです。 私が目指す研修は、苦手や得意な分野など「個性」を客観 的な視点で知る事で、今の自分の形を把握し。 目指すべき理想像、なりたい自分をイメージし。 そこへ向かうためのアプローチを共に考え。 ゴールへ向けて課題を1つずつクリアしていくことにより 「自分に何が出来るのか」「何をしなければならないのか」 「何のため」「誰のため」「いつまでに」など、自ら考え 積極的に行動する社員を増やし、活気ある職場の空気を醸成 することに繋がります。

間違った認識を持った、研修会社やコンサルタントが存在 していることが残念でなりません。

意識や行動は、短期間でも罵詈雑言でも圧迫で変わるもの ではありません。 受容と承認と賞賛からしか成長は生まれません。 必要なのはこのメッセージです。 「あなたが大切です。そしてあなたが必要です。」

 
 
 

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