お客様のお顔が見えていますか
- 山口 祐臣
- 2017年3月14日
- 読了時間: 2分
ある自動車ディーラーをひとりの男性が 友人を伴って訪ねました。 二人は期待に胸を膨らませて、お店に入り 希望の車を見せてもらうため、スタッフに 声をかけようとしたところ。 そそくさと離れていなくなってしまいました。 その後も、店内を見て回るも何人かいる スタッフは誰も声をかけてくれません。 怒った男性は、呆れて店舗を出て帰宅して しまいました。 その後、そんなところの車はもういらないと、 別なメーカーの車を買ってしまいました。 その半年後、男性は永遠の眠りにつきました。 実は、その男性は病で余命半年を宣告され。 仕事を頑張ってきたご褒美に、奥様に最後に 何でも好きなことをしなさいと言ってもらい。 選んだことが、ずっと憧れだったメーカーの 車に乗ることでした。 残りわずかな人生最後の楽しみであり、夢見て いた車に乗る姿を思い描いてお店を訪ねたのに、 男性が受けたのは冷たい対応という仕打ちでした。 男性が人生最後に夢を叶え、憧れだった愛車で 奥様とドライブしていたら。どんなに安らかな 気持ちでいられたでしょうか。 最早、そのディーラーのスタッフ全員が反省をした ところで、男性が夢を叶えることは出来ません。 接客やサービスに携わる方々は、今一度考える 必要があります。 今、目の前にいるお客様がどのような方で、何を 望んでいるのか。お客様はデータ上の入店客数 『1』ではありません。 一人一人があなたと同じく、一度きりの人生を 幸せに過ごすべく、一生懸命に歩んでいます。 1日の終わりに振り返ってみてください。 お客様全員の顔を思い浮かべられますか? 私たちサービスに携わる人々が思う以上に、 お客様の人生に大きな影響を与えているのです。 良くするも悪くするも、あなたの接客次第です。


























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