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その仕事は誰のため?

  • 山口 祐臣
  • 2016年12月22日
  • 読了時間: 2分

兵庫の精肉会社が行なった景品表示法違反。 折り込みチラシに神戸牛3割引の表示をしな がら、実際には仕入れをしていなかったとい うものです。 会社幹部がインタビューに答えていたのは、 「手違いであり意図的なものではない」という ものでしたが、匿名の現場スタッフのインタビ ューでは「チラシの内容は把握していたが、仕 入れをしなければいけない認識は全くなかった」 というものでした。 上層部による指示が考えられ、かなり悪質である 可能性が高いからこその行政処分と思われます。 私が存じ上げている青果店の社長さん。 ある日、1箱1980円のジャガイモを誤植により 1箱980円とチラシの業者が誤って印刷してしま いました。 台風などによる価格高騰で、980円のジャガイモ などなく、その値段で売れば確実に赤字になって しまいます。 しかし、社長は「お客さんがそれを見て店に来て くれるんだ。用意しないわけないはいかないだろ」 という事で、売れば売るほど赤字になるにも関わ らず用意をしました。しかも数箱ではなく、まと まった数をです。 商品を数量。 売り上げ金額をデータ。 お客様をトラフィック。 こう判断し出した時点でデータの向こう側にいる お客様の顔が見えなくなります。 ズルをしたり、不正をしたり。 そうしたものが職場内にはびこり始めたとしたら いま一度、仕事を始めた時の気持ちを思い出す必 要があるのかも知れません。 「その仕事は誰のためのものですか?」

 
 
 

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