雪道の悩み
- 山口 祐臣
- 2016年11月4日
- 読了時間: 2分
先日、例年よりも早い初雪となった北海道。 コートやダウン、ブーツなど冬のファッショ ンが楽しめる季節です。しかし、雪国ならで はの悩ましい問題の一つが下の画像。
私の靴なのですが、大事な仕事の日だったた め止むを得ず履いて出かけたのですが、予想 以上の量のみぞれにすっかり靴が浸かってし まいました。 1日経ち、乾いた頃にはこのような姿に。

よく見ると、白い粉のようなものが浮かび上 がっています。 これは、普段から履いていた際に革の中に溜 まっていた私の汗の塩分が表面に出てきたも のです。少々汚い話で恐縮ですが・・・・。 このまま上からクリームを塗っても、白いも のが残ってしまうのでこれを取り除きます。


蒸しタオルが理想なのですが、今回は用意 できないので使い古しの綿Tシャツを60〜 70度のお湯で濡らし固絞りをしたものを靴 にかけます。 その際に、両側の靴は少し離して横までしっ かりと布が回るようにします。 冷めてしまったら再度熱いシャツをかけます。 これを2〜3回繰り返します。


3回でほぼ白い粉ふきのようなものは取り 除けました。 まだ、左側のつま先上部にシワのような跡が 残っていますので気になる場合は、もう少し 同じ作業が必要です。
作業が済みましたら、型崩れを防ぐために シューツリーか、無ければ白い布などを詰め 込み型を整えて1〜2日休ませておきます。 問題がなければ、クリーム等を塗ります。 厳密に言えば、取り除くというよりは『散ら している』という方が正解に近いでしょう。 根本から解決するために、靴の水洗いを勧め ているお店さんなどもありますが、革の質感 を変化させる事なく綺麗にするには一定の知
識と経験が必要となります。 大切な靴やインポートブランド等のデリケー トな靴は専門店でのクリーニングをお勧めい たします。 今回は冬の始まりや春先などのみぞれや水た まりの出来る時期に悩まされる靴のトラブル を解消する、簡単なお手入れ法をご紹介しま した。 それでもやはり靴が痛む事に変わりはありま せん。天候や路面状況に合わせて洋服や靴を 選んで、快適で長もちするファッション生活 を楽しんでいきましょう。

























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