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プロフェッショナルとは

  • 山口 祐臣
  • 2016年8月1日
  • 読了時間: 2分

過去に一緒に働いた女性。 派遣社員として勤めていましたが、 常に笑顔でフレンドリー。消耗品や商品 補充も率先して行っていた方でした。 あっという間に販売実績で一番になり。 懸命に引き止めたのですが、自ら契約を 終了し。気になって後日連絡をしてみると 居酒屋さんのスタッフとして働いていました。 共に働いた中でも印象深い方の一人。 記事を読んで、彼女のことを久しぶりに 思い出しました。 マニュアルが用意され、先輩から

与えられた仕事を果たすことは多くの人が 当然のように心がけること。 しかし、記事中の女性は違いました。 引き継ぐべき先輩社員も居なく、まったく白紙の 状態から仕事を作り上げていたようです。 普通の主婦の方がプロスポーツクラブという 非日常空間で手探りで行う清掃業務。 困難な時期であったことは容易に想像できます。 さらには誰に教えられることなく、高い意識で 守秘義務を貫いたことは驚くばかりです。 企業コンプライアンスが叫ばれ、各企業は教育に 腐心していますが、毎年のように情報流出や SNSでのトラブルなどが報道されています。 プロスポーツのスター選手に囲まれれば、つい 自らもスターになったような錯覚が起きやすいですが 勤めていることすら秘密にするのは、プロとしての 強い意志を感じます。 こうした自らを律した行動倫理がチームの一員として 感謝と敬意を払われ、優勝祝賀会や退職記念の 集合写真と名前入りユニフォームに凝縮されています。

彼女は素晴らしい視点をも持っていました。 大成する一流選手は周囲への感謝と気配りを 忘れないということに自ら言及しています。 日常生活から広い視野と気づきを養うことは プレイヤーとしての能力を磨く機会でもあるという ことを証明してくれます。 阪急グループ創始者の小林一三氏が残した言葉 「草履取りをするなら、日本一の草履取りになれ。 そうしたら誰も君を草履取りにしておかない」

雑用係から太閤まで上り詰めた豊臣秀吉の逸話を とりあげた言葉です。 自ら、誰のためなんのための仕事かを日々 問いかける人は、どのような仕事に就いても 輝き続ける。 そして、派遣社員であれ契約社員であれ 取引先であれ。立場や仕事が異なっても 同じ目的と志をもってともに働く『仲間』だ ということ。 そんな大切なことを教えてくれる好例です。

 
 
 

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