愛情が育むもの
- 山口 祐臣
- 2016年7月11日
- 読了時間: 2分

先日、あるパーティにお呼ばれをして お邪魔してきました。 素晴らしいシャンパンにワイン。 美味しいお料理の数々に舌鼓をうちつつ 思ったこと。 いらしたお子さんが、とにかく明るくて 屈託がなく、まっすぐな目をしていること。 自分が好きな事に向かって真っ直ぐに 走っている姿は眩しいくらい魅力的です。 生活にあるゆとりのなせることなのか ともシニカルな目線でも思いをめぐらせ ました。しかし、そうではないことに すぐに気がつきました。 ご両親も含めて、周囲の大人の皆様が もれなく温かな眼差しで見守っていると いうこと。たとえ失敗をしようとも 賞賛と祝福に満たされ、自らの存在に 確信を持って生き生きとしています。
自己肯定感の素晴らしさを改めて 強く感じる素敵な空間でした。 同席させていただくなかにお医者様が 何人かいらっしゃり、教育と脳の 関係性についてのお話を伺うと 否定と拒絶には人を成長させる ものは何もないという興味深いお話を 伺うことが出来ました。 ビジネスの世界での不快な言葉 「だからお前は」「なぜ俺の言うことが わからない」「何度言ったらわかるんだ」 その言葉を、威圧的な表情やしぐさと ともに投げつけられても、脳は拒否を示し やがては自己を傷つけ、否定をし始める そうです。そこに成長とは全く逆の 力が働く訳です。 ワインを飲みながら、表示年を見て 「あの頃は、こうだったよね。」 そんな話に花を咲かせるのも楽しみの ひとつです。 ぶどうを収穫してから、瓶詰めまで。 多くの人々が手をかけていきます。 樽の種類は、保管環境は、温度は
空気は。安定した環境を用意し 手をかけ、文字通り愛情を注いで 育てていきます。 子供であれ、大人であれ。 まっすぐな愛情を向けられることに 嫌な感情を持つことはないと思います。 マネジメントの最も養うべき素養は 一人一人に真剣に向き合い、個性を 尊重し、いかに愛情を注げるか と言えると思います。 問いかけてみてください。 真の問題は、部下や組織ではなく 自らの内面にあるかもしれません。 ぶどうを殺すも、良質なヴィンテージ ワインへと育むのも、すべては人の 成す事ですから。

























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